現在病院の受付として働いています。
大きな総合病院というわけではなく、職場は、いわゆる診療所といわれるところ。
それより前には、「調剤薬局」で働いていたので、おなじ分野のお仕事を長く続けていることになります。
現在働いている病院で培ったことや、考えたこと、「病院受付」のお仕事内容について今回は語っていきたいと思います。
*医療事務の仕事ではありません。主に受付というお仕事についてです。
病院受付はこんなお仕事
私が勤める病院は、駐車場も広く、院内もわりと大きめの診療所になります。リウマチのお話ででていた、整形外科で、子どもからお年寄りまで幅広い年代の方が来院されます。
リウマチについてはこちらで詳しく。
では細かく見ていきましょう
働く時間帯
病院に勤めている人にはありがちなんですが、時間が一定ではなく、午前診、午後診とあるので、働く時間帯は様々です。
朝は早いところが多く、大体AM8時前後が多いのではないでしょうか。
一日いる日もありますが、午前だけ、午後だけ、午前と午後両方など、シフトのパターンはいろいろです。
仕事の内容
基本的な仕事内容としては、
①患者さんの受付
再診であれば、診察券、保険証などをお預かりします。
患者さん自身のその日の診療内容により、適切に案内します。場合によっては問診票などを書いてもらいます。
②カルテをまわす
診察希望であれば、看護師さん(診察室)側にカルテをまわします。
リハビリであれば、患者さんに直接ファイルをお渡しし誘導します。
お薬だけの場合、何のお薬が必要か、カルテ、そして本人に確認しお薬版(当院の場合)をまわします。
③お薬の用意
私の勤める病院は院内処方ですので、お薬の用意をします。もちろん調剤等はしません。湿布薬やその他外用薬、簡単な痛み止め。その他整形外科に関するお薬のみです。
④会計
お薬を渡して、最後お会計します。
次の診察予定や、今後の予定を伝えます。
おおまかに流れとしてはこんな感じになります。
大変なこと
受付は接客業です。思いやりのある接客と患者さんに寄り添う心がとっても大事です。
患者さんにはいろいろなタイプの人がおり、すんなりわかってくれる人もいれば、怒り出す人や、時間を待てない人、耳が遠い、身体が不自由で移動するのが大変な人…
とにかく様々なタイプの方がおられます。
長く働いて一番大事だと感じたこと。
それは患者さん目線でお話を聞くということだと思います。
体のしんどさで来られている患者さんへの対応として、
中には体の不調からイライラしている方もいらっしゃいます。こちらが同じようにイライラして対応するのはNGです。もちろん理解しがたいこともたくさん起きます。
相手の心のコントロールをするのは難しいので、せめて自分は心落ち着かせて冷静に対応するのがベターだと思います。
体力勝負
まさに体力勝負です。1日座りっぱなしで、さらにパソコン作業や電話対応に追われている受付業の方もおられると思います。
私の勤める病院では、主に立ち仕事がメインになります。
1日に来られる患者さんが平均して100人を軽く超えるので、受付からカルテを回していくのに、狭い受付をあっちこっち動いている感じです。
思い湿布などを運んだりもするので、忙しいときは戦場と化します。
本当に日々の体調管理が大事になってきますね。
知識
薬の把握、専門的な知識が必要であること。
どの病院で働くにせよ、簡単なお薬の知識と、病状の把握が必須になります。
内科、眼科、皮膚科、歯科、小児科などたくさんの病院がありますが、それぞれに専門的な知識が少しあるといいと思います。
問診をとるときにも、その症状がどれに当てはまりそうなのか、どの点を重視して聞けばよいのかもわかります。
もちろん実際に診察、診断するのはドクターなので、この病気ですねということを患者さんにお伝えすることはありません。
あくまで病状をしっていれば、ドクターや看護師さんに、患者さんの状況を伝えやすいというメリットがあるからです。
資格が必要かどうか
これも気になることだと思いますが、あると便利。
保険証の仕組みや病院について、点数の算定方法など知っておくと、いざ患者さんに聞かれたときにも答えられます。
知らないより知っていた方が、医療という分野に興味も持てますし、自分が病院にかかった時にもどのような仕組みで成り立っているのかが分かります。
私も医療事務や調剤薬局事務の資格を持っていますが、働くうえでとても役に立っているように感じます。
実際有利でも不利でもなかったですが、あった方が、自分にとってメリットはあると思います。
まさに伝え方が9割
”伝え方は人生を左右する”
佐々木圭一さんが書かれた「伝え方が9割」という本に、話し方のコツが書かれた本があります。
①思ったことをそのまま言葉にしない。
②相手の頭の中と一致するお願いをする。
ポイントはたくさんあるのですが、わりとすぐできそうなこの2つを常に心がけるようにしています。伝え方のポイントはたくさんあるので、ぜひ一度この本も読んでみてくださいね。
まとめ
受付の仕事は、診療内容により異なります。今回は一例として書いてみました。
どの分野であるにしろ、人と寄り添って、人の気持ちを考えて行動することは、人生においてもすごく重要なことだと思います。
身近な家族や友人にも使えるスキルを学べる、受付の仕事はとても魅力あるやりがいのある仕事だと思います。
これからも体力の続く限り、続けていきたいものです。まずはしっかり自分磨きから始めてみようかと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。