いよいよ寒くなってきましたね。先日紅葉が色づき始めた一休寺に行ってきました。
酬恩庵
このお寺は鎌倉時代、臨済宗の高僧大應国師により道場を建てたのが最初で、その後一休禅師により、1455年〜56年に「酬恩庵」として再興しました。晩年一休禅師はこのお寺で多くを過ごすようになり、遺骨も葬られています。
方丈内にある見事な枯山水の庭。
ご本尊として祀られている一休禅師がおられる周りを囲む庭園で、
石川丈山、松花堂昭乗、佐川田喜六昌俊の合作である禅院枯山水庭園として広がっています。
訪れた時にはあまり人がいなかったので、ゆっくりと景色を眺めつつ過ごすことができました。
この方丈は国の重要文化財にもなっています。
アニメ一休さん
アニメ一休さんのお話にも出てくる「このはしわたるべからず」
しっかりとど真ん中を通ってきましたよ(笑)
所々にアニメとコラボしているような場所があり、たくさんの絵馬がかけられているところには、
まさに一休さんに出てくるキャラクターたちが描かれていました。
これも有名な虎の絵。
捕まえる事が出来るでしょうか!?
御朱印
このお寺では御朱印にもいくつかの種類があります。
直接御朱印帳にいただくともちろん日時も書き入れて頂けましたが、書き置きを頂く際には日時のスタンプが押印されます。
そんなに広すぎることも無く、こじんまりとしているお寺でしたが、風情をギュッと凝縮した感じで、身近にある豪華な庭感があり落ち着くことができました。
クラウドファンディング事業
今はクラウドファンディング事業もされており、老朽化による建物の劣化を修繕しようという、令和時代の大計画、
「チタンによる開山堂修繕プロジェクト」
をされています。
チタンの素材をつかった修繕。
何だか新しい試みですね。
古くからある寺社仏閣は幾度となく、修繕、改修が行われています。
火事や地震などの災害で失われていくのはとても悲しいことですよね。
古き良き昔からある素材で残すのももちろん良いですし、耐震性や耐火性に優れた最新の素材で、少しでも多くの文化財を残して行ってもらいたいとも思います。
歴史や味を残しながらね。
今回クラウドファンディングについて知ることもできましたが、また新たに色んなことを感じながら、たくさんの寺社仏閣を巡りたいと思います。