小さいころから歴史が大好きな私。2010年ころからの御朱印ブームで、御朱印の存在を知り、これはぜひ縁をいただきに行こうと、動き始めました。
御朱印帳を片手にいざ寺社へ向かいましょう。
そもそも御朱印とは
神社仏閣を参拝したときに証としてもらうものです。最近では納経所、寺務所で御朱印をいただくことはできますが、今でも写経の奉納、読経などの納経をしないと御朱印がいただけない寺院もあります。
御朱印はお布施や初穂料を納めることで、江戸中期には存在していました。
全ての寺社仏閣でいただくことはできず、またキリスト教などでは存在しません。
御朱印をもらう上での注意点
そして御朱印はちゃんと御朱印帳にいただきましょう。記念のスタンプラリーでは決してありません。こういう感じで書いてほしい、もっとうまく書いてほしい、などのリクエストは言語道断です。
御朱印はきちんと参拝した証としていただきましょう。
場所によっては書置きなどで対応されているところもあります。
書いてもらうのと、全くその意義は一緒ですので、そのまま御朱印帳に貼っておきましょう。
そして御朱印帳は納経帳、集印帳とも呼ばれます。最近ではネットや文具店でも手軽に購入することができます。
私の持っている朱印帳はこれです。現地(建仁寺)で購入しました。
お気に入りの風神雷神の朱印帳です。龍のモチーフのものも販売していました。
かわいらしいものやシンプルな物、かっこいいデザインのもの。
ものすごく種類が多いので、自分のこだわりの一冊を探してみるのも楽しみの一つですね。
実際多くの寺社を巡っているので、2冊目、3冊目と増えていきますので、そのたびに選ぶのが楽しみになっています。
お寺での参拝方法
神社とお寺では参拝方法が異なります。まずお寺での参拝方法を見ていきましょう。
①帽子をとって、山門の前でまず合掌。一礼をし、右足から入ります。敷居などがあれば踏まないように。
お寺の参道は神社と違ってどこを歩いてもOKです。
②手水舎でお清め
手水の手順は、左手→右手→口の順。すべて柄杓一杯の水でおこないます。口をゆすぐ場合、柄杓を直接口につけてはいけません。一度清めた手にいれて、そこから口に運びましょう。
③お賽銭をそっといれる。投げるように入れるのではなく、賽銭箱に手を近づけてそっといれましょう。
④鈴があれば鈴を鳴らし、合掌、一礼してお焼香をする。常香炉があれば煙をあびて体も清めます。お線香の場合、つけた火は吹いて消すのではなく、手で仰いで消しましょう。
⑤山門を出るときも合掌、一礼してから立ち去るようにします。
御朱印をもらうのは、これらのお参りをしてからになります。これがマナーです。
お寺では納経所、寺務所でいただけるところが多いです。
神社での参拝方法
それでは神社での参拝方法はどうでしょうか。お寺とは少し違いますよ!
①帽子をとって、軽く一礼し鳥居をくぐります。神社では参道の中央は歩いてはいけません。「正中」とよばれる神様の通り道にあたるので、真ん中をさけて、両側を歩くことにしましょう。
②手水で清めます。お寺の時と同じように、左手→右手→口の順でおこないます。
③お賽銭をいれます。もちろん投げつけるようにはいれません。遠くからもほりません。(賽銭箱が遠い場合はできるだけ近づいてそっと)
④鈴をならして、二礼二拍手一礼をします。ここがお寺とはちがうところ。
神社では、授与所、社務所などでいただきます。
まとめ
御朱印をいただくには、やはりマナーが大事です。
大体300円~500円くらいですので、できればおつりなきよう、小銭を用意しておきましょう。
いただくときは、書いてほしいページをあけて、朱印帳についてるボタンなどもはずしておき準備して待ちます。
受付時間などもありますので気を付けたほうがいいですね。
ちなみにいつもと違う特別な御朱印などもあります。
これは平等院の夜間特別拝観の時にいただいた御朱印です。年中行事や特別公開、ご開帳など、行事に合わせて特別な御朱印をいただけるときもあります。
御朱印帳を見ると、その時に行った記憶が呼び戻せます。思い出としてもとても心に残るものとなりますので、御朱印帳とともに寺社巡り始めてみてはいかがでしょうか?
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