御城印(ごじょういん)とは。お寺や神社でいただく御朱印と似たような、半紙(和紙)に各々の城主の家紋や花押(かおう)が書かれているもの。それが御城印なんです。
御朱印ブームのなか、じわじわと注目されている御城印。ルーツやどのような物かをまとめてみました。
御城印とはなにか
登城記念として、城でもらえる記念印の押された紙で、御朱印とは異なる記念スタンプのようなものです。
城によっては、御城印ではなく「登閣記念印章」「城郭符」「御城朱印」などと呼び名はさまざまです。
御朱印のように、参拝してかいていただくというスタイルではなく、ほぼ印刷となっています。城名や、その城にゆかりのある城主の家紋や花押(個人のハンコのようなもの)がデザインとなります。
この御城印は京都の福知山城でもらったもの。「明智光秀ゆかりの城」とかかれています。印刷ということもあり、日付などは書かれていませんね。チケットが販売されている受付で購入することができました。
はじまりは松本城
1990年(平成2年)、長野県松本市にある松本城が「登城記念証」としてはじめたのがきっかけ。2010年あたりから本格的に御朱印が流行りだし、現在400ものお城で御城印なるものがブームとなってきています。
御城印帳
御朱印帳と同じくして、御城印帳というものもあります。
御朱印と違って、直接書いてもらったりすることがないので、「ポケットタイプ」「蛇腹タイプ」が主流となっていて、最近ではアニメ、漫画とのコラボ商品などもあるようです。
御朱印とは全く違った感覚で、ポケットタイプであれば、自分の好きなように並べ替えることもできます。御朱印は立ち寄った順番でいただくことになりますが、毎回紙をもらいますので、地方順や時代別など好きにカスタマイズすることが可能です。
貼るタイプであれば、横にスタンプなどを押すこともできますし、チケットを貼ったりと、自分なりにアレンジができるので楽しいかもしれませんね。
まとめ
御朱印とは全く意味合いは違いますが、好きなお城、人物にゆかりのある御城印集め。
お城大好きな私にはもってこいのコレクションになるかと思います。
記念品、限定ものもあり、郵送販売をしているお城なんかもあります。
大体御朱印と同じくらいの300円前後でもらえますので、気軽に思い出集めをしてみてはいかがでしょうか。