前回安土城を訪れたのは、まさに20年程前でした。その時は、山を一生懸命登り、ひとけはあまりなく、静かなイメージのある、まさに「山」でした。
今回久々にまた安土城に行きたい!と思いしっかりゆっくり踏みしめてまいりました。そこで改めていって良かったポイント5つを紹介したいと思います。
大手道と石段
まず入口で受付を済ませ、ここで御朱印帳を預けておきます。番号札が貰えますので、帰りにその札と引き換えに御朱印をいただくことができます。
大手道の途中には安土城の正面を守るため、家臣の屋敷がいくつかありました。前田利家、羽柴秀吉など、有名な武将が控えており、天主までそう簡単にはいきつけない工夫がされていました。
こんな感じで大手道のサイドには武将の家がたっていました。今はほぼ更地。柱が立っていた跡だけ残っていました。
大手道を抜けて、さらに登って行くのですが、途中途中の階段に、埋まっているかのように石仏があります。普通に登る分には気づかなかったりするのですが、「ここに石仏がありますよー」っと目印がされているので、1つずつ確認しながら通ることができます。
そして天主へと向かうため、更にのぼります。
不思議な事に20年前はこんなに険しい道のりだとは思っていませんでした。
入口に杖の貸出があるほど道はわりとしんどいです。全て登りにくい階段で、長いです。
セミの声を聞きながら一生懸命登り、ようやく天主跡へとたどり着きました。
絶景かな。てっぺんからの景色
一生懸命登ったのち、着いたのが天主跡。相変わらず石の柱跡だけありました。
この日は天気も良く、一望できました。展望台といった、それっぽい小屋や双眼鏡などはなく、どちらかといったら石のかたまりがドンとあるだけでしたが、町と琵琶湖も見えてよい眺めです。
同じ景色を信長も眺めていたんですよね。
摠見寺
安土城には同じ山内に寺院が立っていました。
臨済宗妙心派のお寺で、現在残っている三重塔と二王門は国の重要文化財に指定されています。
修理を繰り返しながら現存する三重塔。立派です。
迫力のある御朱印
摠見寺を後にし、ひたすら山道をまた登ったり下ったりを繰り返し、もとの大手道に戻ってきます。
そして入場の時に預けた御朱印帳をもらいます。
この日はとても混んでいましたので、受付してかなりの時間がたっていましたが、まだできてはいなかったです。
ひたすら待ちます。
そしていただいたのが
待ったかいありました!
こんなに立派で素晴らしい御朱印!
敦盛でうたわれるあの言葉
「人間50年下天の内を比ぶれば夢幻のごとくなり」
も書かれているではないですか!
安土城愛が一気に高まりました。
城ということもあって、あるとしたら、ここでは「御城印」がもらえるのかと思ってました。
御城印とはこちらにも紹介しております。
信長の館で理解が深まる
安土城跡を出てすぐ近くにある「信長の館」。
ここではリアルに再現された、天主の大きな模型が展示されています。
この天主にももちろん驚きなのですが、平成27年の春にできた、VR安土城シアターがとても分かりやすく充実していました。
15分程のミニシアターなのですが、当時の安土城の様子が、宣教師ルイス・フロイス目線で追われており、VRで再現されています。壮大で煌びやかな城だったというイメージがわき、よく理解できました。
まとめ
こうして久々に訪れることができた安土城。
今はただただ険しい山道と石が残っているのみですが、そこに信長の夢がつまった城があったと思うと、本当に不思議な感じがしました。
まだまだ分からないことも多い安土城ですが、魅力たっぷりの信長の居城。一度訪れてみてはいかがでしょうか。
安土城のくわしい歴史はこちらから
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